Roscón de reyes

  ロスコン・デ・レジェス

1月6日は「東方三賢人の日」。
三賢人がキリストさまの誕生を祝うために、星に導かれ遠くからはるばるとラクダの背にゆられベツレムを訪れ、贈り物を捧げた日。

スペインやイタリアではその言い伝えにちなんで、こども達はラクダに乗ってやってくる三賢人からプレゼントをもらいます。それで別名「こどもの日」とも呼ばれているんです。

三賢人は新約聖書の中では占星術に精通した博士(Mago)として登場。
後に王(Reyes)だったのではという説も生まれ、スペインでは「Reyes Magos」と呼ばれています。ただ、一般的には「Magos」というのは魔術師という意味なので、「魔術師の王さま」・・・・
う~ん「魔法が使える王さま」という感じでしょうか。なんとも神秘的な・・特にこどもたちにはワクワクする響きだと思います。

そして、スペインでは「ロスコン・デ・レジェス(王さまのお菓子)」を食べる習慣があります。

小麦粉と卵にイーストを混ぜてこね、リング状に焼きあげます。
ドレンチェリーはルビーにエメラルド。王さまたちの帽子(マントという説も)に飾られた宝石たちを表しているそう。オレンジの花の蕾で作った「オレンジフラワーウォーター」香るケーキというよりはパン菓子。
そして中にはフェーブがひとつだけ入っていて、これに当たった人は今年1年幸運に恵まれると言われているんです。娘たちが小さな頃はこのフェーブが当たった、当たらないと喧嘩になったりして大騒ぎだったことがなつかしい。

この習慣は18世紀にフェリペ5世がフランスから伝承したとか。
そうです。フランスの「ガレット・デ・ロワ」。パイ生地の中にアーモンドクリームが入ったフランスでもまだ習慣が残っている同じく1月6日に食べるケーキです。

このケーキは歴史を辿ると古代ローマの時代まで遡るのですよ。
農耕の神・サトゥルヌスのお祭りの時に庶民にいちじくやデーツ、蜂蜜で作ったケーキが配られ、その中に隠されたそら豆が当たったら、奴隷でさえもお祭りの間だけ王さまの座が与えられたのだそうですよ。

よ~く考えたら、三賢人とは関係ない・・でも王さまつながりでぴったり一致してはいる。

こどもの日の前夜はところどころでお祭りパレードが行われます。こどもたちにとっては待ちに待った大イベント。マドリッドは特に大きなパレードでラクダに乗った王さまたちはもちろん、仮装した人たちや子供たちで大賑わい。華やかな行事だったな。主人が娘を肩車して投げられるキャンディを手を広げてとろうとする小さかった娘の姿が今でも目に浮かびます。学校の行事で羊飼いの仮装をしたこともあったな〜。羊飼いと言われてもどんな格好をさせて良いのか当時全くわからず、まだwebで調べるなんてないから、スペイン人に聞いたりして色々調達したっけ。今だったらすごく可愛いの作れる!新たに作って着せたいくらいだわ。いやもちろん子どもが着るからかわいいんです。いろいろなつかしいな。